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アメリカの景気への安心感から順調に株価が上昇する一方、予測できない万が一のリスクに備えたヘッジ目的の取引が増加し、一部投資家が突発的な株価下落を警戒していると言えます

2017年2月16日(木)Newsモーニングサテライト

SMBC日興セキュリティーズアメリカ 尾坂将司さん

特に消費者物価の総合指数は1年前と比べ2.5%の上昇とおよそ5年ぶりの高水準となりました。確かにインフレ加速の見極めにはもう少しデータが必要ですが、今日発表の小売売上高でも家電販売の8カ月ぶりの増加や衣料品の力強い販売から消費意欲の強さも確認できました。トランプ政権下でも消費者の意欲は衰えておらず、今後も物価上昇が継続する材料となりそうです。
今日の指標などを受け市場の3月利上げ予想確率はおとといの30%から今日は42%まで上昇しました。ただ、3月の会合はオランダの総選挙と日程が重なるうえ、4月にはフランスの大統領選挙を控えていることもあり、ヨーロッパのリスクを加味すると動きずらいタイミングと言えそうです。

確かに企業の決算発表は良好な内容でしたし、経済指標も堅調です。この意味では株価上昇も不思議ではありません。一方でブルームバーグによるとニュースの中に含まれる不確実性という単語の数が過去最高水準を上回りました。これは株価の上値を抑える要因になりえます。
今の相場を理解するのにスキュー指数が有効かもしれません。スキュー指数というのは株価下落を予想するオプション取引が増えると上昇する、ブラックスワンやテールリスクと呼ばれる予測できない危機に対する警戒感を表す指数です。昨年のブレグジットや大統領選挙の際にも上昇しましたが、現在も高水準で推移しています。
一方、市場の不安心理を示す、いわゆるVIX指数もブレグジットや大統領選の時は上昇していました。ただ、この指数は株価上昇時には低位で安定し、今がまさしくその状態で、足もとでこの二つの指数が乖離しています。アメリカの景気への安心感から順調に株価が上昇する一方、予測できない万が一のリスクに備えたヘッジ目的の取引が増加し、一部投資家が突発的な株価下落を警戒していると言えます。

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