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最近原油価格が50ドル台を回復していたことで、多くの生産会社の収益性は改善していましたが、このコストアップ懸念が今後の増産ペースを和らげる可能性があり、結果として原油価格上昇の可能性が高まると思います

2017年3月10日(金)Newsモーニングサテライト

三井住友アセットマネジメントNY 曾根良太さん

かなりあっさり割り込んだことに驚いていますが、きっかけは昨日の週間在庫統計で原油在庫が市場予想を大幅に上回る増加となったことです。この背景として実はこの時期、原油を精製するための製油所が定期メンテナンスを終え、稼働を再開するタイミングですが、想定されていたほど稼働率が上昇しなかったため、原油在庫の増加が市場予想より上振れたようです。
テクニカル的な要因も重なったことも大きいと思います。在庫統計を受けた下落で節目となる100日移動平均線を下回り、さらに大口の投機筋の買いポジションが過去最高水準だったことも売りが加速した要因です。今後、次の節目である200日移動平均線である48ドル半ばが意識される展開が予想されます。

砂です。実はシェールオイルを抽出するときに地層にひびを入れて原油を取り出しますが、そのひび割れが崩壊しないようにひびの中に砂を入れます。その砂の隙間を縫ってシェールオイルがにじみ出てくるという仕組みです。
実は先週、テキサス州のシェール生産現場を取材しましたが、その砂の調達に苦労しているようです。大きな理由の一つは砂を運ぶトラックの不足、特にドライバーが不足しています。井戸の仕上げをする際には井戸1本当たり6000トンの砂が使われます。これはトラック300台分です。砂の採掘現場からシェール掘削地域のターミナルまでは鉄道での運搬なので大きな問題はないものの、そこから井戸までの数マイルがボトルネックになっています。現場ではラスト1マイル問題と言われています。
価格上昇の要因となりそうです。今年に入りこれらの影響で砂の調達コストが20%上昇し、4-6月期にはさらに20%の上昇が見込まれています。この砂の調達コストは井戸を完成させる費用全体の20%強を占めています。最近原油価格が50ドル台を回復していたことで、多くの生産会社の収益性は改善していましたが、このコストアップ懸念が今後の増産ペースを和らげる可能性があり、結果として原油価格上昇の可能性が高まると思います。

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