カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

« 最近原油価格が50ドル台を回復していたことで、多くの生産会社の収益性は改善していましたが、このコストアップ懸念が今後の増産ペースを和らげる可能性があり、結果として原油価格上昇の可能性が高まると思います | トップページ | 足元堅調な経済成長やトランプ政権の政策などで長期金利の上昇期待もあり、利回り差はさらに低下することが見込まれます。この関係から見ても株価の一段の上昇が見込めそうです »

目先長期金利が上昇しても住宅や製造業などに深刻な影響を与えるまでには至らないと考えます

2017年3月14日(火)Newsモーニングサテライト

SMBC日興セキュリティーズアメリカ 尾坂将司さん

3回の後は躓く、つまり3回目の利上げの後は株価が下落するということです。実際調べてみると、1971年以降、3回以上の利上げは10回ありましたが、3回目の利上げから3か月後の株価を見ると、6回は株価が下落していて、平均の下落率は2.2%です。利上げは金融引き締めを意味するため、株価にとって短期的な悪影響を反映したものと思われます。
ただ、半年後のパフォーマンスを見ると10回中7回は上昇で、格言の指摘は利上げ直後の短期的な反応のようです。また過去10回のうち1回目から2回目の利上げは平均で111日、2回目から3回目は平均で64日でいた。これに対して今回は1回目から2回目が364日、また今週利上げを実施すれば、2回目から3回目は約90日です。つまりFRBは慎重な利上げで、利上げの影響を吸収する時間を市場に与え、結果として株価への影響は限定的になる可能性が高いと思います。

利上げの織り込み度合いを示すFFレート先物と10年債利回りには一定の関係があり、市場が年内3回の利上げを完全に織り込むと10年債利回りは2.8%程度まで上昇するとみていますが、今はまだ完全に織り込めてはいないようです。今回の会合で最低4人のメンバーが利上げ見通しを年4回の利上げの変更すれば、中央値でも4回が示唆され、長期金利はさらに上昇する可能性が出てきます。
目先予想されている水準であればそれほど心配はいらないと思います。例えば金利が3%まで上昇したとすると、前年比で1.3%から1.5%上昇することになります。10年債利回りの前年比とISM製造業景気指数には相関性がありますが、過去に10年債利回りが1.3から1.5%程度上昇した局面でもISM製造業景気指数は上昇していて、景気の逆風にはなっていません。
住宅市場もその一つです。家計が住宅取得に必要な所得水準を上回っているかどうかをみる住宅所得能力指数というものがあります。100を超えていれば環境は良好で、現在は160を上回っています。住宅用品大手ホームデポの幹部は住宅ローン金利が7%まで上昇しなければ、100を割ることはないと指摘していて、現在はまだ4%強の水準です。つまり目先長期金利が上昇しても住宅や製造業などに深刻な影響を与えるまでには至らないと考えます。

« 最近原油価格が50ドル台を回復していたことで、多くの生産会社の収益性は改善していましたが、このコストアップ懸念が今後の増産ペースを和らげる可能性があり、結果として原油価格上昇の可能性が高まると思います | トップページ | 足元堅調な経済成長やトランプ政権の政策などで長期金利の上昇期待もあり、利回り差はさらに低下することが見込まれます。この関係から見ても株価の一段の上昇が見込めそうです »

Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/190810/65014727

この記事へのトラックバック一覧です: 目先長期金利が上昇しても住宅や製造業などに深刻な影響を与えるまでには至らないと考えます:

« 最近原油価格が50ドル台を回復していたことで、多くの生産会社の収益性は改善していましたが、このコストアップ懸念が今後の増産ペースを和らげる可能性があり、結果として原油価格上昇の可能性が高まると思います | トップページ | 足元堅調な経済成長やトランプ政権の政策などで長期金利の上昇期待もあり、利回り差はさらに低下することが見込まれます。この関係から見ても株価の一段の上昇が見込めそうです »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ