カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

« 合計すると65ドル分ぐらいの価値があるんですよね。これは計算上の数字ですけれども、今の47ドルというのはかなり割安に見えます | トップページ | まだ政権内でも方針が固まっていないようです。水曜の発表で国境税の導入がなくなれば、株式市場にプラスと考えています »

日本企業は単独ではなく、政府と一体となることでアメリカ政府のサポートを受け、契約が一方的に不利にならないようにすることが重要だと考えています

2017年4月21日(金)Newsモーニングサテライト

三井住友アセットマネジメントNY 曾根良太さん

4月に入ってからの原油価格の上昇は地政学リスクの高まりが主な要因です。悪い原油高と呼ばれるものです。需給ファンダメンタルズの改善をともなったよい原油高ではありません。主要産油国が絡まない今回のようなケースでは悪い原油高は長続きせず、昨日のように需給要因に懸念が出れば、すぐに崩れるということです。
まず5月末のOPEC総会ですが、減産延長が織り込まれているものの、減産量の拡大までの議論は現時点では困難であると思います。そうなるとポイントはアメリカの生産量になりますが、原油向け掘削リグの増加はアメリカ全域に広がり始めており、はっきりとした増産傾向がしばらく続くとみています。その結果、原油価格の上値が抑えられると考えています。

来年、日系企業が参画しているプラントが完成し、輸出が本格化していきます。アメリカ産LNGを日本が積極的に輸入すれば、アメリカの対日赤字解消に一役買えます。また日本企業が出資してガス田の共同開発を行えば、アメリカでの雇用創出につながります。日本としては対米貿易政策のカードの一つとして使えるとの思惑があります。
現在、日本などアジア地域が輸入しているLNGの価格は原油価格に連動しており、最近の原油安で下落傾向となっているため、天然ガス価格に連動するアメリカ産LNG価格は以前に比べて価格競争力を失っています。アメリカのLNGプラントとすでに長期の契約をした多くの日本の商社などはアメリカの天然ガスをLNGにして販売する必要があるため、世界的なLNG価格の下落で販売先を見つけられないと、損失を被ることになります。
天然ガスの調達には生産者から安く長期的に購入する契約が不可欠です。ところが先月、大手天然ガス生産会社を取材した際に予想以上に強気だったことに驚きました。つまり彼らは今後、日本からの需要が増えることを見越して、日本企業との契約において足元を見てくる可能性があるということです。日本企業は単独ではなく、政府と一体となることでアメリカ政府のサポートを受け、契約が一方的に不利にならないようにすることが重要だと考えています。

« 合計すると65ドル分ぐらいの価値があるんですよね。これは計算上の数字ですけれども、今の47ドルというのはかなり割安に見えます | トップページ | まだ政権内でも方針が固まっていないようです。水曜の発表で国境税の導入がなくなれば、株式市場にプラスと考えています »

Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/190810/65179135

この記事へのトラックバック一覧です: 日本企業は単独ではなく、政府と一体となることでアメリカ政府のサポートを受け、契約が一方的に不利にならないようにすることが重要だと考えています:

« 合計すると65ドル分ぐらいの価値があるんですよね。これは計算上の数字ですけれども、今の47ドルというのはかなり割安に見えます | トップページ | まだ政権内でも方針が固まっていないようです。水曜の発表で国境税の導入がなくなれば、株式市場にプラスと考えています »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ