店舗を持たないアマゾンは無人コンビニや生鮮食品の宅配サービスなどを始めていて、消費者との直接接点をどう持つかを模索中です。小売業界の両極ともいえる大手2社が競うあうことで、新たな小売りの形態が見えてきそうです
2017年5月23日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
週末の論調では調査結果の白黒よりもこれ以上政策運営が遅れないよう早急に結論を急ぐべきとの声が増えてます。共和党内でもトランプ政権との距離を置く動きが広がっていて、コミー前FBI長官の証言で今後のタイムテーブルが見えてくるかが焦点です。
大統領選以降、株価は11.3%上昇、同じ期間のS&P500の企業業績の伸びである5.3%を上回っていて、一部は政策への期待といえます。トランプ大統領への期待がかなり剝落してきている今、上下両院を制した共和党への期待が次に試されるところです。明日提出される予算教書はロシア疑惑で審議の難航が予想され、2018年の中間選挙に向けて共和党が何を取捨選択するのか注目です。
世界最大の小売企業ウォルマートです。ウィルマートと言えば、どこよりも安く、低所得者向け、全米に5000店舗以上を持つ成熟企業とみられていました。ところが昨年、ネット通販を手掛けるジェットドットコムを買収してeコマース事業が急成長、一躍アマゾンのライバルとして注目を浴びています。
この事業を率いているのがジェットドットコムを設立したマークロア氏です。2000年代にダイパードットコムなどの人気サイトを次々と立ち上げ、アマゾンに事業を売却したeコマース業界のレジェンド、英雄です。先週のウォルマート決算ではネットで注文して店頭で受け取るストアピックアップが非常に好評で、実店舗を持つ強みを生かしています。
店舗を持たないアマゾンは無人コンビニや生鮮食品の宅配サービスなどを始めていて、消費者との直接接点をどう持つかを模索中です。小売業界の両極ともいえる大手2社が競うあうことで、新たな小売りの形態が見えてきそうです。
« 桜花賞の雪辱、ソウルスターリング勝ちました。これがソウルスターリングの力です。桜花賞は無念の3着。巻き返しましたソウルスターリング。直線半ばで先頭に立って、堂々押し切っています | トップページ | NAFTA北米自由貿易協定の見直しなどメキシコ産の製品には逆風が吹いていますが、仮に関税が実施されたとしても米国産ビールよりも高い成長が期待でき、ビール業界での存在感はより高まると考えます »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 店舗を持たないアマゾンは無人コンビニや生鮮食品の宅配サービスなどを始めていて、消費者との直接接点をどう持つかを模索中です。小売業界の両極ともいえる大手2社が競うあうことで、新たな小売りの形態が見えてきそうです:
« 桜花賞の雪辱、ソウルスターリング勝ちました。これがソウルスターリングの力です。桜花賞は無念の3着。巻き返しましたソウルスターリング。直線半ばで先頭に立って、堂々押し切っています | トップページ | NAFTA北米自由貿易協定の見直しなどメキシコ産の製品には逆風が吹いていますが、仮に関税が実施されたとしても米国産ビールよりも高い成長が期待でき、ビール業界での存在感はより高まると考えます »
コメント