消費者動向の分析やオンライン販売に役立てるためにAIによるディープランニングを強化。その際にエヌビディアの半導体が使われるようで、小売業界も新たな供給先となりそうです
2017年9月15日(金)Newsモーニングサテライト
東海東京証券アメリカ 手塚理恵さん
この結果を受けて年内の利上げ観測が多少再燃しました。今回指数を牽引したガソリン価格はハリケーンの影響で来月も上昇するとみられますが、これは一時的と見ており、利上げに関しては引き続きインフレを注視する必要があります。
10月からの縮小開始が発表されるとみられていますが、そのペースは緩やかになるものと予想され、債券市場の反応は落ち着いたものが予想されます。一方、これまでの量的緩和の下でより高いリスクを取るところに資金が流れていましたが、今後はその逆流が起きる可能性があることから株式市場、中でも割高感のあるグロース銘柄については少し注意する必要があると考えます。
米国半導体工業会が発表する世界の半導体売上高は4カ月連続で20%を超える伸びとなっています。スマートフォンの高性能化よるメモリー容量の増加などが背景にあるとみられます。
現在、フィラデルフィア半導体指数はITバブル期以来となる高値圏まで上昇しています。一方で、半導体売上高の伸び率は横ばいとなっていますが、2014年から伸び率が減速した時でも指数は上昇トレンドを維持しました。売上高の伸び率がプラス圏である程度の水準を維持していれば、半導体関連株の上昇に大きな崩れはないとみます。
AIや自動運転など新たな分野の広がりで、高性能な半導体はますます必要となると考えています。今週はウォルマートがアマゾンに対抗するために巨大なデータセンターの構築によってクラウドのプラットフォームを稼働させるとの報道がありました。消費者動向の分析やオンライン販売に役立てるためにAIによるディープランニングを強化。その際にエヌビディアの半導体が使われるようで、小売業界も新たな供給先となりそうです。
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