Googleはこれまでpixelの製造を台湾のHTCに委託してきましたが、先月、HTCの製造部門の一部を11億ドルで買収し、従業員2000人がGoogleに移籍します。AIの強さを梃子に、GoogleがどうiPhoneの牙城に迫るか注目です
2017年10月3日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
週末の経済誌によると今年のように9月にS&P500指数が直近1年の高値を付けた年は1928年以降、29回あったそうです。そのうち8割が10-12月期の相場も上昇しています。
9月ISM製造業景気指数は2004年以来13年ぶりの高水準となり、製造業の力強さを示しています。指標の強さを示す製品納入という項目が今回はハリケーンの影響を受け、全体を押し上げたとみられますが、この分を割り引いてもアメリカ経済は堅調に伸びていると言えます。株価の上昇を支えるFRBの金融政策も12月利上げ、その後も緩やかなペースというシナリオに変化なしと受け止められました。
Googleのandroid OSで動くスマートフォンはいろいろなメーカーから出ていますが、pixel2はGoogleの自社ブランドです。事前情報によると販売価格はiPhone8、iPhoneXと同じレンジになる見込みで、ターゲットは高価格帯、android陣営のブランドアップを狙います。
GoogleのIoT戦略はスマートフォンを中心に据えて、冷蔵庫などのスマート家電、自動車までをインターネットでつなぎ、GoogleのAIで管理する環境を築くことです。頭脳の部分を押さえたいGoogleですが、ユーザーとの接点はスマートフォンです。この戦略の推進には現在、iPhoneが握っているハイエンドのスマホ市場において、存在感を高めることが必要です。そのためにはソフトウェアの能力を最大限に引き出すハードウェアがカギとなります。
Googleはこれまでpixelの製造を台湾のHTCに委託してきましたが、先月、HTCの製造部門の一部を11億ドルで買収し、従業員2000人がGoogleに移籍します。AIの強さを梃子に、GoogleがどうiPhoneの牙城に迫るか注目です。
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