フェイスブックのほうも広告市場でのシェアをどんどん増やしてきていますし、今週の決算は別にして、引き続き長期的には報われる銘柄だと思います
2017年10月31日(火)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタルマネジマント 堀古英司さん
市場ではハト派かタカ派というのが議論の中心になっている感じがしていて、これは違和感を覚えます。オバマさんの時代はデフレ懸念が高まっていて、財政が出せない時期で、金融政策に頼らざるを得なかったので、積極的な金融緩和派が必要だったかもしれませんけれども、今まさにこれから財政を出そうとしていて、経済が成長してくれば、今度は引き締めがちゃんとできる人も重要になって来ると思いますので、そういう点では、市場は適切なことができる人、こういう点ではパウエルさんは適任だと思います。
タカ派で言えば、引き締めが行き過ぎないということが必要だとおもいますが、トランプ大統領自身、80年代の高金利のあおりを受けて、90年代、不動産ビジネスでかなりつらい思いをしていますので、こういう人を選出することもないと思いますので、これで市場は好感すると考えています。
FAANGの5銘柄の中で、ネットフリックスは時価総額が比較的小さいので、これを入れ替えて、マイクロソフトを入れて、FAAMGと呼んで注目していますけれども、この5銘柄の時価総額の合計3兆ドルぐらいありますが、S&P500指数の下位250銘柄の合計が3兆ドルぐらいですので、いかにこの上位5銘柄の影響が大きいかというのがわかると思います。
6月前まで比較的速いペースで上昇してきましたが、マイクロソフトを除いてはペースが緩やかになっていると。6月の時点で、夏休み前に減税法案が通るというのが絶望的になりましたので、こういう銘柄は海外の利益率が高いということで、よりメリットを受けると期待されていたのが、いったん沈んだなのが原因だと思います。
再び税制改革法案が視野に入ってきましたし、今週決算は予定されているアップルはiPhoneXの売り上げが来年前半には寄与してくるでしょうし、フェイスブックのほうも広告市場でのシェアをどんどん増やしてきていますし、今週の決算は別にして、引き続き長期的には報われる銘柄だと思います。
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