特に高度な3Dセンサーから得られる正確な3次元情報が自動運転における人工知能の瞬時の判断材料として不可欠であるといわれおり、その長期的な成長が期待できる新技術の一つと考えます
2017年10月27日(金)Newsモーニングサテライト
日本生命NY 加藤裕之さん
月間の資産購入を300億ユーロへ減額、9カ月延長という金額と期間の組み合わせはほぼマーケットのコンセンサス通りでしたが、記者会見でドラギ総裁が全体として慎重なスタンスを示したこともあり、ややハト派的にとらえられたこともありユーロは下落しました。ただ、ドラギ総裁はマーケットと十分コミュニケーションできていると自信を見せたほか、総裁自身が冗談を言って、会場が笑いに包まれる場面もあり、無事にイベントを通過したという印象です。
今回の理事会を通過したことで、ECBをめぐる波乱はしばらくないとみています。ただ、このところ一服していたユーロ高が進むようだと目標の2%に近づいていたインフレ率の下押し圧力にもなり、資産買い入れが来年9月以降も長引く可能性があります。その意味では近日中に指名が行われるFRB議長がタカ派になればユーロ安、ハト派になればユーロ高ということで、アメリカの動向が当面の大きなカギになるとみています。
新機能の目玉であるface ID、顔認証システムの精度を少し下げたとの報道に対してアップルが明確に否定するコメントを出していますが、それだけ注目度が高いと言えます。中国で行われた調査では新しいiPhoneの購入を考える人のうち3分の2がiPhone8ではなくXを買うと回答しており、8が伸び悩む中、Xの売れ行きが今後のアップルの業績を左右すると考えています。
人の顔を立体的にとらえる3Dセンサーの部品の中で3万点以上の目に見えない点を顔に照射するためのドットプロジェクターという部品の製造が難しく、一部メーカーが生産に手間取っている模様です。現時点では出荷にどういった影響が出るかわかりませんが、この最先端の技術がiPhoneXの次世代スマホとしての革新性を市場に印象付けると思います。
主要部品メーカーのルメンタム社は自動運転やドローン、3Dプリンターなどへの用途が広がっていくとコメントしています。特に高度な3Dセンサーから得られる正確な3次元情報が自動運転における人工知能の瞬時の判断材料として不可欠であるといわれおり、その長期的な成長が期待できる新技術の一つと考えます。
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