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もちろんあらゆる側面で投資家の期待を上回っている間は問題がないのですが、投資家の群集心理が高まる中、わずかでも期待に届かない面が出てきたとき、急落するリスクがあり、注意が必要と感じています

2017118()Newsモーニングサテライト

 

三井住友アセットマネジメントNY 三浦仁孝さん

 

今回の改革案は共和党議員の利害調整が十分になされたとは言い難いものなので、先週発表された内容を維持したまま法案が成立するのは難しいとみています。調整が難航し、実際に法案成立が視野に入るのは来年とみられるため、完璧に相場のトレンドを形成する材料にはならないと考えています。

相場の材料としては原油価格に注目しています。足元では中東での地政学的リスクの台頭で上昇が著しいですが、もし原油価格がこのまま推移すれば、最終的にはアメリカのインフレ率の上昇という結果を生む可能性があり、そうなると、FRBの金融政策にも影響を与えそうです。仮にインフレ率が持続的に2%を超える水準に安定してくれば、今の市場の想定よりも利上げペースが速まる可能性も否定できず、原油価格には引き続き注目すべきと考えています。

 

バッテリーに用いられるリチウムなどすそ野の広い投資テーマとして連日話題に挙がっています。昨日引け後に発表されたリチウム生産大手、FMCの79月期決算は証券会社のアナリストの予想を大きく上回る1株利益を達成し、通期の見通しも市場予想を上回るなど引き続き好調な業績が確認される内容でした。

成長分野であるリチウム生産部門は販売量と価格が強烈に伸びたことを背景に売り上げが34%増加、利益は前年同期の倍になっています。今後の生産設備の増強についても経営陣が前向きなコメントをしています。

今の株式市場は中長期で持続可能な投資テーマが不足する中、多くの投資家がほとんど同じ方向を向いて投資をしていて、その一つとして電気自動車関連が選好されているというのが実態です。また、アナリストの予想以上に投資家の目線が高くなってしまっている可能性も感じています。もちろんあらゆる側面で投資家の期待を上回っている間は問題がないのですが、投資家の群集心理が高まる中、わずかでも期待に届かない面が出てきたとき、急落するリスクがあり、注意が必要と感じています。

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