業界や企業に対して投資家が抱いている固定観念と今起きている変化とのギャップ、そこに投資チャンスが隠れています
2017年11月21日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
注目は来年の利上げ回数ですが、直近のエコノミスト調査では3回がメイン、4回との意見もありますが、市場の折り込み具合は2回です。そんな中、先週発表された消費者物価、CPIのコアが9カ月ぶりにコツンと上向きました。好景気かつインフレなしという環境が続くのか、転換点が近いのか、注目されています。
コアCPIでの寄与度をみると今年3月に携帯電話料金が定額制に変わったことが押し下げ要因になっていることがわかります。この効果は来年3月には一巡、またドル安による輸入物価も春ごろから上がってきそうです。これによって債権から株への資金シフトが進むのか、成長株に集中していたポートフォリオを割安株にも分散するのか、インフレの方向が来年の投資戦略に大きく影響しそうです。
半導体製造装置のアプライドマテリアルズのCEOが業界の需給ひっ迫は2018年を通じて続くとの見通しを示しました。背景にはAIや自動運転などエンドマーケットの急速な拡大と製品の高性能化があります。これまで半導体は好不況の波が激しい業界でしたが、AIがドライバーとなって安定成長が続けば、市場の評価が高まりそうです。
大和ではデータセンター、自動運転などAI向けの半導体市場は現在の118億ドルから8年後に531億ドル、およそ4.5倍に成長すると試算しています。この分野のリーダーはエヌビディア、2位に浮上したのがインテルです。
インテルはPC時代からスマホ時代に移るときに乗り遅れた印象がありますが、彼らには120億ドル規模という研究開発費があります。ここ数年、自動運転のモービルアイなどの大型買収を続け、AI時代に勝つ製品ポートフォリオを強化してきました。業界や企業に対して投資家が抱いている固定観念と今起きている変化とのギャップ、そこに投資チャンスが隠れています。
« さあどうか、18番ペルシアンナイト、外からよく伸びました。11番エアスピネル、内で粘りましたが、さあどうか。2頭が並んでいます | トップページ | こういった収入の増加が映画館運営会社の株価回復につながる可能性があるほか、客足の回復で映画の興行収入自体も増加し、幅広い関連企業への好影響が期待されます »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
« さあどうか、18番ペルシアンナイト、外からよく伸びました。11番エアスピネル、内で粘りましたが、さあどうか。2頭が並んでいます | トップページ | こういった収入の増加が映画館運営会社の株価回復につながる可能性があるほか、客足の回復で映画の興行収入自体も増加し、幅広い関連企業への好影響が期待されます »
コメント