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バークシャーは本業が保険や鉄道といった内需事業が中心なので、税制改革の恩恵を大きく受けられます。また、保有している株式には金融株が多く含まれており、金利上昇が追い風になることからダークホースといえそうです

201821()Newsモーニングサテライト

 

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

 

10年債利回りが約39カ月ぶりに2.75%台に達するなど債券が強い反応を見せました。次回FOMCでの利上げがほぼ確実になったためだと考えられます。これを受け、株式市場はマイナス圏に転落、そして再びプラス圏に浮上するなど荒い値動きとなりました。

利上げに前向きなタカ派的なトーンが強かったように感じました。特にインフレについての表現です。市場のインフレ指標は最近、上昇しているとしたほか、インフレは今年上昇すると言及し、インフレについての判断を引き上げたことを明確に示唆しました。最近の市場では今後、パウエル氏にFRB議長職が移る中、次回FOMCでの政策判断を警戒する意見がありました。しかし、今回、追加利上げに明確な道筋が付けられたことで、短期的な金融政策への不透明感が払拭され、この点についてはポジティブだと考えています。

 

実は現在トップのアップルと2位のアルファベットの差が非常に縮まっています。アルファベットは先週、時価総額8000億ドルの大台に初めて到達しました。アップルから首位を奪還する可能性が高まっています。どちらの企業が最初に1兆ドルに到達するかという点でも注目です。

この2社を追い上げているのがマイクロソフトとアマゾンです。今月、マイクロソフトは時価総額が初めて7000億ドルの到達し、市場で大きな話題になりました。そして、アマゾンも本日、初めて7000億ドルに到達しました。クラウドの分野でマイクロソフトは最もシェア拡大ペースが速く、アマゾンは最もシェアが大きい企業です。クラウドをカギに今後も両社の株には上昇の余地が大きいとみています。

バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイに注目です。先日、時価総額が一時フェイスブックを上回りました。昨年4月以降、アメリカ企業内の時価総額ランキングではIT企業5社が上位を独占していましたが、その牙城に切り込んだ形です。バークシャーは本業が保険や鉄道といった内需事業が中心なので、税制改革の恩恵を大きく受けられます。また、保有している株式には金融株が多く含まれており、金利上昇が追い風になることからダークホースといえそうです。

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