カテゴリー

最近のコメント

« FRB高官から過度なインフレ懸念を和らげる発言が出てきたり、パウエル議長が状況次第で金融政策を見直し姿勢を示し、同時にアメリカ経済の強さを伝えることで、徐々に落ち着きを取り戻すと考えています | トップページ | 昨年末にはティファニーが欧州企業の買収のターゲットになるとの可能性が報道され、ティファニー株は急上昇しました。今後も業界内のM&Aが注目材料になると考えています »

いつ起こるかというのは予測できないんですけれども、最近のように保険料が下がっているのに、これを喜んで保険を売るという人が多くなってくれば、要注意だということです

201828()Newsモーニングサテライト

 

ホリコ・キャピタルマネジマント 堀古英司さん

 

好調な雇用統計とか長期金利の上昇が理由という意見には反対なんですよね。その証拠に、今日、10年物国債の利回りは先週金曜日と全く同じ動きをしていますけれども、株は上がっているということですよね。10年物国債利回りというのはおおむね経済成長率を反映して動いています。要するに税制改革が実行されて、経済成長が3%に乗ろうという中、長期金利が上昇するのは自然な動きだと思います。好調な雇用統計とか長期金利の上昇はきっかけとするのはいいのですけれども、理由はこれではないと思います。

ここ12年積み上がってきたオプション取引によるものであると。オプション取引というのは市場で取引をされていて、保険で、株価の上下の動きをヘッジするような保険と考えていただければ結構です。これは買うことも売ることもできます。株価の値動きが大きい時は保険料は高くて、落ち着いているときは保険料が低いと考えていただければ結構なんですが、ここ数年、市場では保険を売る動きが盛んになっていました。ただ、市場では保険を買う人もいるということを忘れてはいけないわけなんですよね。この人たちは保険料をずっと払い続けて、何も起こらないと損をするので、いつか市場を動かしてやろうという動機が働くんですよね。きっかけは何でもいいんです。例えば、金曜日のように取引の薄いところを狙って、動かしてやろうというのが効果的だと思います。

最近のように市場で保険を売ってやろうという人がたまってくれば、これはマグマのようになって、いつか爆発するということです。いつ起こるかというのは予測できないんですけれども、最近のように保険料が下がっているのに、これを喜んで保険を売るという人が多くなってくれば、要注意だということです。

« FRB高官から過度なインフレ懸念を和らげる発言が出てきたり、パウエル議長が状況次第で金融政策を見直し姿勢を示し、同時にアメリカ経済の強さを伝えることで、徐々に落ち着きを取り戻すと考えています | トップページ | 昨年末にはティファニーが欧州企業の買収のターゲットになるとの可能性が報道され、ティファニー株は急上昇しました。今後も業界内のM&Aが注目材料になると考えています »

Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

« FRB高官から過度なインフレ懸念を和らげる発言が出てきたり、パウエル議長が状況次第で金融政策を見直し姿勢を示し、同時にアメリカ経済の強さを伝えることで、徐々に落ち着きを取り戻すと考えています | トップページ | 昨年末にはティファニーが欧州企業の買収のターゲットになるとの可能性が報道され、ティファニー株は急上昇しました。今後も業界内のM&Aが注目材料になると考えています »

2022年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ