先進国ではある程度浸透してきましたが、今後は価格を抑えたサービスの提供や新興国でのユーザー数拡大が原動力になりそうです
2018年3月28日(水)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズアメリカ 尾坂将司さん
来週、音楽ストリーミングサービスのスポティファイがニューヨーク証券取引所に上場しますが、スポティファイによれば、音楽業界の世界の売上高は1999年のピークから2014年にかけておよそ40%減少しました。これは海賊版の蔓延やユーチューブなどのオンラインのサービスで音楽が容易に聞けるようになったためです。
音楽業界の売上高は2014年に下げ止まり、2015年からは増加に転じました。定額で音楽が聴き放題になるストリーミングが広がっていることが背景にあります。2015年にアップルがアップルミュージック、2016年にアマゾンがアマゾンミュージックアンリミテッドというサービスを始めました。アメリカではストリーミングがCDなどの売り上げを上回り、去年は音楽業界の収入の65%を占めました。
世界の音楽ストリーミングサービスの契約者数は去年の時点で約1億4660万人とみられていますが、ある調査会社は2020年には2億2150万人程度まで増加すると予想しています。先進国ではある程度浸透してきましたが、今後は価格を抑えたサービスの提供や新興国でのユーザー数拡大が原動力になりそうです。
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