アップルは今年の春からシカゴの公立学校などでSwiftでのアプリ開発授業を提供するなど教育に注力しています

2018年3月27日(火)Ｎｅｗｓモーニングサテライト

東海東京証券アメリカ　手塚理恵さん

21日のアップルのイベントはシカゴの高校で行われ、先生や生徒のための新しく創造的なアイデアを披露するとしています。教育現場で利用するデバイスの競争が過熱する中、低価格で画面に文字が書けるアップルペンシルに対応の新製品の発表が期待されています。

グーグルやマイクロソフトが低価格のタブレット端末やノートパソコンで好調な一方、価格の高いアップルのiPadは出遅れています。ＯＳ別で見ても、アメリカではグーグルのシェアが59％となる一方、アップルは19％にとどまっており、今回の新製品で巻き返しを目指すとみられています。

スマホ向けのアプリを開発する際にはそれぞれのＯＳごとの言語を学ぶ必要がありますが、現状、世界のアプリ開発者の8割がアンドロイド向けの言語を利用しているとされています。アップルが魅力的なアプリを素早く提供し、一気にユーザー数を増やすためには多くの人に幼いうちからアップルの開発言語であるSwiftに触れてもらうことが非常に重要です。アップルは今年の春からシカゴの公立学校などでSwiftでのアプリ開発授業を提供するなど教育に注力しています。