短期でみれば、3月後半から金利の上昇が一服したタイミングで、バリュー株も盛り返してきており、今後も金利の動向に注目しています
2018年4月10日(火)Newsモーニングサテライト
野村グループ 前田秀人さん
割安な銘柄の投資するバリュー株投資と今後の成長が期待できる銘柄の投資するグロース株投資を比べてみると、金融危機以降、グロース株がバリュー株を上回る展開が続いています。今年のように長期的に強い景気が見込める市場環境はバリュー株にとって追い風となるはずですが、そうはなっていません。
原因は金利の急上昇にあるとみています。アメリカの10年債利回りは2016年7月の底値を記録してから、2倍に上昇しています。これは記録的な上昇率で、バリュー株は現金保有率が低いため、逆風となります。
現金保有率はグロース株のほうがバリュー株より常に高くなっていますが、現金を多く持っているグロース株の企業は負債を抱えることなく、自社株買いや設備投資など支出の選択肢を広げられます。逆に、バリュー株に多く見られる現金を持たない企業は負債を抱えることになる支出は増やしずらく、金利の上昇は逆風となります。ただ、短期でみれば、3月後半から金利の上昇が一服したタイミングで、バリュー株も盛り返してきており、今後も金利の動向に注目しています。
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