逆に特にトランプさんのように先の読めない大統領だと、それによってチェックが効くと不透明要因が解消するということになります
2018年4月20日(金)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタルマネジマント 堀古英司さん
約半年先の中間選挙だと思います。今、オンラインのオッズを見ていると、共和党が中間選挙で過半数を取る確率というのは上院で約60%なのに対して、下院で民主党が過半数を取る確率が70%にのぼっているんですね。要するに、大統領、議会ともに共和党ですけれども、このままいけば、中間選挙後は大統領と上院は共和党だけれども、下院は民主党になる、いわゆるねじれになる可能性が高まってきていると。
中間選挙というのは下院はすべて改選なんですけれども、上院のほうは100議席のうち33議席だけ改選なんですよね。しかもそのうち25議席は民主党ということで、民主党に圧倒的不利になっているということです。
ウォール街ではねじれは市場にやさしいという格言があるくらいなんですね。なぜかというと、片方が議会、大統領を占めてしまうと、暴走する可能性があると。不透明感が高まるという、市場は不透明感を一番嫌がるものです。逆に特にトランプさんのように先の読めない大統領だと、それによってチェックが効くと不透明要因が解消するということになります。
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