オンライン販売への投資や配送費と人件費の増加が利益率のどれほど影響を与えるのか、現状約40%増となっている今年度のオンライン販売見通しが維持されるのかどうか
2018年5月16日(水)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
小売りの決算ではオンラインなどデジタルへの投資とその成果、足もとでのガソリン価格上昇やドル高の今後への影響も気になるところです。明日16日には百貨店大手のメーシーズ、そして注目されるのは17日に予定されるウォルマートです。
前回の決算ではオンライン販売の成長率が23%増と、前の期の50%増から大幅に減速したことが嫌気されて、株価が大きく売られることになりました。アマゾンはクラウドなど高成長部門が収益源となっているため、オンライン販売の成長率は安定したものとなっていますが、ウォルマートにおいてはオンライン販売の成長率が上向いてくるのかどうかが注目で、一部アナリスト予想では30%増への回復が見込まれています。
ウォルマートはインドのオンライン大手の買収によって今年度と来年度の1株利益が圧迫されるとしています。こうしたことを背景に株価は頭の重たい展開となっており、オンライン販売への投資や配送費と人件費の増加が利益率のどれほど影響を与えるのか、現状約40%増となっている今年度のオンライン販売見通しが維持されるのかどうかといった点が株価の動きを左右することになりそうです。
« 最近、金利が上昇してきていますけれども、まだ10年物国債利回りと比べると1%以上差がありますので、株が有利な状況に変わりはないと思います | トップページ | 2年半にわたりデータを収集する予定とされており、データを活用して規制が整ったうえで、ドローンの利用が進めば、アメリカの新たな経済成長につながることが期待されます »
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