FRBのクオールズ副議長がストレステストについても要件などの緩和を提案しており、早ければ来年から適用される見通しです。今後も段階的に規制緩和の動きが続くと考えられ、株式市場も織り込みを進めていくとみられます
2018年5月25日(金)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズアメリカ 尾坂将司さん
ドッド・フランク法修正案に対し、市場は大幅な修正を期待していましたが、抜本的な緩和にはなっていません。システム上重要とされ、厳しい規制を受ける金融機関の適用条件を見直しましたが、主に地方銀行など中小規模の金融機関が恩恵を受ける一方で、引き続き規制の対象となる大手銀行にとっては影響が限定的と思われます。
金融規制改革がこれで終わったわけではありません。今回の法案で規制緩和の対象外となっている大手銀行についても先日、FRBやSEC、証券取引委員会など5つの規制当局が自己勘定取引に対する規制を緩和する案を月内に公表すると報じられています。
来月にはストレステストの結果発表があり、ストレステスト発表後に毎年発表される株主還元の増額が期待できそうです。さらに、先月、FRBのクオールズ副議長がストレステストについても要件などの緩和を提案しており、早ければ来年から適用される見通しです。今後も段階的に規制緩和の動きが続くと考えられ、株式市場も織り込みを進めていくとみられます。
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