決済のペイパルはユーザーが使用した料金から手数料を徴収するフィービジネスモデルです。4社とも収益がブレにくいモデルといえ、それが市場で評価されているのだと思います
2018年6月14日(木)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
時価総額ランキングの上位をIT企業が独占するという構図は昨年末時点から全く変わっていません。ただ、その中でもアマゾンが時価総額を大きく伸ばし、4位から2位にジャンプアップ。1位のアップルとの差を急速に縮めています。
フェイスブックやアルファベットなど広告販売に依存している企業の株価がやや軟調に推移する中で、eコマース、クラウド、会員費など多角的な収益源を持つアマゾンの魅力が相対的に高まりやすかったことが株価上昇につながりました。
時価総額ランキングで初めてトップ100入りを果たしたIT企業4社が参考になります。まず、オンライン動画のネットフリックス、クラウドソフトのアドビとセールスフォース、この3社はターゲットとする顧客層はまったく異なりますが、定額制で顧客から料金を徴収するサブスクリプションというビジネスモデルが共通しています。そして、決済のペイパルはユーザーが使用した料金から手数料を徴収するフィービジネスモデルです。4社とも収益がブレにくいモデルといえ、それが市場で評価されているのだと思います。
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