結果的に開催国であるロシアに花を持たせることができたと言えるのはサウジです。OPEC内で増産に反対する機運が高まる中、非加盟国ロシアの協力を得やすくなったと個人的には考えています
2018年6月21日(木)Newsモーニングサテライト
三井住友アセットマネジメントNY 曽根良太さん
ベネズエラの生産減少分を補うため、サウジを中心として増産が行われるとみられていますが、OPEC全体として生産量を増やすかどうかは見方がわかれています。イランなどOPEC内には全体の生産量増加に反対する声も多くありますが、トランプ大統領が原油高を非難していることもあり、親米のサウジが大幅な増産を主導するのではという見方もあります。そうなると、現在の協調減産において、OPEC非加盟国の盟主であるロシアの存在が重要になってきます。
サッカーワールドカップの初戦、サウジ対ロシアの結果からサウジが大幅な増産に踏み切る可能性が高まったとみています。
試合は5対0でロシアがサウジに圧勝しました。参加チームの中で、世界ランキング最下位のロシアにとって、予選リーグ突破のために得失点差は重要で、大量得点で勝利できたことは大きいはずです。結果的に開催国であるロシアに花を持たせることができたと言えるのはサウジです。OPEC内で増産に反対する機運が高まる中、非加盟国ロシアの協力を得やすくなったと個人的には考えています。
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