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ウォルマートやアマゾンといった小売り大手は独自のミールキットを販売しています。参入企業が増える中で、今後、淘汰や提携がますます進むと考えます

2018628()Newsモーニングサテライト

 

東海東京証券アメリカ 手塚理恵さん

 

食材とレシピを自宅に配達するサービスであるミールキット業界の成長に注目しています。市場規模は去年、1年前の3倍以上になり、2022年には116億ドル、およそ13000億円まで拡大すると予想されています。変化の少ない食品業界の中では類を見ない高成長です。

アメリカではここ数年、参入が相次ぎ、現在、およそ150社と競争が激化しています。ミールキット業界は店舗が必要なく、初期費用が安く済むため、参入障壁が低いという特徴があります。ただ、その分差別化もしにくく、マーケティング費用がかさんで利益が出にくい状況で、業績は必ずしも堅調とは言えません。

オンライン販売からスタートしたミールキット各社ですが、業界2位のブルーエプロンは先月、コストコで販売を開始したほか、業界首位のハローフレッシュも今月になり、大手スーパーでの販売を発表するなど、実店舗を有する小売業者との提携に商機を見いだしています。一方、ウォルマートやアマゾンといった小売り大手は独自のミールキットを販売しています。参入企業が増える中で、今後、淘汰や提携がますます進むと考えます。

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