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10年物国債利回りが今、3%弱ですので、株価収益倍率15倍ということは益利回りが7%。3%と7%を比べたら、やっぱり明らかに株のほうが有利な状況が続いています

2018710()Newsモーニングサテライト

 

ホリコ・キャピタルマネジマント 堀古英司さん

 

今週金曜日に大手銀行の決算が発表されて、これを皮切りに再来週に向けて決算がピークを迎えます。今期46月期はおおむね前年比で15%から20%の増益が予想されています。四半期ごとに見ると、今年後半に向けて、この増益率が加速していきます。

減税の効果なんですが、ひとつは去年、減税を見込んで経済活動が手控えられた反動もあると思いますし、企業がこの減税に対応して、いろいろな策を取ってきた効果というのもあると思いますが、ただ、法人税減税は恒久減税ですので、元に戻るということはありません。ということは、これが減益になって出てくるということはないんですね。

足元でS&P500指数の株価収益倍率は20倍ちょっとなんですけれども、今年末には増益の結果、17倍台まで下がります。来年には15倍台にまで下がります。ということは、10年物国債利回りが今、3%弱ですので、株価収益倍率15倍ということは益利回りが7%。3%と7%を比べたら、やっぱり明らかに株のほうが有利な状況が続いています。ニュースで米中の貿易戦争がいわれますけれども、15倍だったら、かなりバリエーション的には耐性ができている状態といえると思います。

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