市場にとってポジティブとの見方もあり、特に同氏が規制について批判してきた通信やヘルスケア、消費者金融などの業界からは好意的に受け止められる可能性があります
2018年7月11日(水)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズアメリカ 尾坂将司さん
最高裁判所の判事に指名されたブレット・カバノー氏はトランプ大統領と思想が近いとされる保守派の人物です。9人の判事のうち、保守派5人、リベラル派4人という構図は変わらないものの、保守派ながらリベラル寄りの判断することもあったケネディ判事の後任としてカバノー氏が承認されれば、最高裁は保守色を強めることになります。
最高裁は国民の生活に影響を与えるような法律についての最終判断を下すため、株式市場からも注目されています。例えば、最近ではスポーツ賭博を禁止する連邦法を無効と判断して、一部のカジノ株に好感されたほか、オンライン小売企業から州政府が売上税を徴収することを認めた際は関連株が下落するなど個別銘柄への影響も重大です。
カバノー氏は控訴裁判所の判事として通信会社へコンテンツを平等に扱うように求めるネット中立性の規制について無効との見解を示すなど、規制を緩和する方向の判断を下してきました。これは市場にとってポジティブとの見方もあり、特に同氏が規制について批判してきた通信やヘルスケア、消費者金融などの業界からは好意的に受け止められる可能性があります。
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