アマゾンは先ほど発表した決算でも広告収入の伸びが堅調でした。こうした第三勢力がシェアを伸ばすのか、あるいはアルファベットがより一層その地位を固めることになるのか、今後の動向に注目しています
2018年7月27日(金)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
フェイスブックは個人情報問題などの不祥事やヨーロッパでの規制強化からユーザー数の伸びが冴えず、売上高が予想を下回ったことに加えて、下半期にも売上成長の伸びが減速するとしたことが失望されました。
アルファベットは市場予想を上回る決算により、株価は大きく上昇する動きとなっていますが、オンライン広告が売上の柱という点では両社は共通しています。アメリカ国内の広告支出を出稿先別にみると今年はオンライン広告が半分近くになると予想され、その後も拡大する見込みです。
昨年9月時点でのオンライン広告のシェアはアルファベットが半分以上を占め、フェイスブックと合わせて8割以上を2社で握っています。この2強に比べると、マイクロソフトやベライゾン、アマゾンといった第三勢力はシェアが小さい状況です。ただ、業績について警告を発しているフェイスブックが今後、シェアを落とすことになれば、そこからシェアを奪う競争が重要になってきます。アマゾンは先ほど発表した決算でも広告収入の伸びが堅調でした。こうした第三勢力がシェアを伸ばすのか、あるいはアルファベットがより一層その地位を固めることになるのか、今後の動向に注目しています。
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