特に生鮮食品は当日配送のニーズが強い一方で、無料配送を重要視する傾向があるため、コストを転嫁しずらく、自動運転導入などによる効率化が欠かせません
2018年7月6日(金)Newsモーニングサテライト
岡三証券NY 近下篤子さん
先週、スーパーマーケット大手のクローガーが自動運転車の開発を進める新興企業、ニューロと提携し、生鮮食品の配送サービスを今年秋から試験運用すると発表しました。ニューロは1月から自動運転のテストを開始していますが、住宅地で生鮮食品などを各家庭に届けるラストマイルの配送に特化しています。
ラストマイルとは配送における最終拠点から家庭までの輸送を指しますが、最近はこれを自動運転に任せる動きがみられます。一部の調査では2025年までにラストマイルの配送の85%を自動運転車が担うようになると予想しています。実際にアマゾンは今年に入って、大型の輸送トラックをハブ拠点のように使い、そこから各家庭まで荷物を運ぶ自動運転車両の特許を申請しています。
人手不足などによる配送コストの増加が自動運転かを後押ししています。特に生鮮食品は当日配送のニーズが強い一方で、無料配送を重要視する傾向があるため、コストを転嫁しずらく、自動運転導入などによる効率化が欠かせません。今後、ラストマイル攻略に自動運転を活用する動きが本格化しそうです。
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