ビザ、マスターカードとも株主還元率が100%近くありますので、長期的に考えれば、今回の調整は投資のチャンスと見ています
2018年8月1日(水)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
ビザとマスターカードは決済システムを扱うIT企業で、高成長低リスク、ITの中では鉄板と呼ばれています。アマゾンが独自の決済システムでも始めれば別ですが、2社寡占で世界はキャッシュレス時代に向けて進み続けるからです。
ビザは39%増益と好調で、2018年度通期の1株利益成長率見通しを30%台に引き上げました。これは今年度3回目の業績上方修正です。ビザ・ヨーロッパの買収効果が当初の計画より2年前倒しのペースで実現し、年末までの統合が終われば、来期は成長ペースに移るとタイムテーブルを示しました。決算説明会では個別の国々における成長機会、手数料引き上げ余地など経営陣の強気コメントが続きました。また、マスターカードも51%増益と力強い伸びです。
両社の決算はフェイスブックの決算とタイミングが重なっていました。年前半、FANGとビザ、マイクロソフトなど一部のIT銘柄に買いが集中していただけにフェイスブックショックで業績の良しあしとは無関係に投げ売りが出ました。ただ、パニックが収まれば、株価は業績で評価されます。ビザ、マスターカードとも株主還元率が100%近くありますので、長期的に考えれば、今回の調整は投資のチャンスと見ています。
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