中間選挙が終わり、トランプ大統領の関心が低下すれば、原油価格はOPECの動向次第となり、今の高値水準で安定しやすくなると考えています
2018年9月28日(金)Newsモーニングサテライト
三井住友アセットマネジメントNY 曽根良太さん
先週末に主要産油国の会合でサウジやロシアなどが現時点で増産の必要はないと発言ことが足元の上昇要因です。個人的にはサウジは大英断を下したと感じています。
サウジは増産を要求するトランプ大統領よりもOPECの結束の維持を優先したとみています。というのも、今回の会合はイランが欠席するなどOPECの足並みが乱れ、今後の政策の実現性が疑問視されています。こうした中で、サウジはアメリカの要求を受けることで不信感が高まり、OPECの統制が保てなくなることを避けたと考えています。
北海ブレント80ドル以上という水準は石油需要の減退を招くリスクがあり、これ以上の価格上昇を望んでいたいという点でOPECとトランプ大統領は呉越同舟の関係です。ただし、トランプ大統領は中間選挙を意識しただけの短期的視点である一方、OPECは中期的な原油市場の安定化を図っています。中間選挙が終わり、トランプ大統領の関心が低下すれば、原油価格はOPECの動向次第となり、今の高値水準で安定しやすくなると考えています。
« 環境によさそうといったイメージだけでなく、数値化して投資プロセスに組み込む動きが本流化すれば、企業の社会貢献に対する意識がさらに高まりそうです | トップページ | ファインニードルわずかに届いたか。9番ラブカンプー、最後は内外離れて2頭。その後3番手1番ラインスピリット、その直後からは6番ダイメイプリンセス以下 »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
« 環境によさそうといったイメージだけでなく、数値化して投資プロセスに組み込む動きが本流化すれば、企業の社会貢献に対する意識がさらに高まりそうです | トップページ | ファインニードルわずかに届いたか。9番ラブカンプー、最後は内外離れて2頭。その後3番手1番ラインスピリット、その直後からは6番ダイメイプリンセス以下 »
コメント