セクターウェイトが小さくなる情報技術が売られ、大きくなるコミュニケーションが買われるといったセクターファンド間での資金シフトが起こる可能性が高く、セクターごとの値動きが通常よりも高くなる可能性もあります
2018年9月11日(火)Newsモーニングサテライト
野村グループ 草田裕紀さん
S&P500指数は今月21日の取引終了時に銘柄の構成比率の変更などのリバランスが行われ、指数への連動を目指すETFなどは新たな構成比率に合うように実際に個別銘柄を売買することになります。この売買が21日の取引終了にかけて発生すると予想され、その規模は5兆円を超える見込みです。これは1年前の額を大きく上回る規模です。
S&P500のセクター分類の基準になっているGICSセクター分類が大きく変更されるからです。今回の変更は電気通信の名称がコミュニケーションに変わり、このコミュニケーションにこれまで情報技術に分類されていたアルファベットやフェイスブック、一般消費財からはネットフリックスなど今年、上昇を牽引していた銘柄が加わります。
リバランス前後でセクターウェイトが小さくなる情報技術が売られ、大きくなるコミュニケーションが買われるといったセクターファンド間での資金シフトが起こる可能性が高く、セクターごとの値動きが通常よりも高くなる可能性もあります。
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