ESGに取り組んだ企業が投資家に評価されるという流れが今後も一層拡大するとみています
2018年9月21日(金)Newsモーニングサテライト
岡三証券NY 𠮷田拡司さん
ESGはそれぞれ環境、社会、企業統治の3要素を指します。環境面では先週、スターバックスが使用電力のすべてを再生可能エネルギーで賄う店舗などを世界で開設すると発表しました。社会面で先月、マイクロソフトが有給育児休暇の取得をサプライヤーに対しても来年から義務化すると発表しています。
確かにコスト増加につながる面があるため、かつては投資家もESGに消極的でした。特に企業年金などの機関投資家は法律で利益の最大化を明確に求められており、ESG投資はその方針に逆行するとの認識でした。しかし、2015年に労働省がその法律の解釈を変えて、ESG投資に対して肯定的な見方を示したことで、機関投資家の認識も変わってきています。一部調査ではESGを投資の材料とする機関投資家は今年、43%と2013年から2倍近くに増えています。
ESGに優れた企業で構成するETFのパフォーマンスは最近では株価全体を上回る傾向がみられます。ESGに取り組んだ企業が投資家に評価されるという流れが今後も一層拡大するとみています。
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