使い捨てプラスティックに対する規制は化学業界全体に悪材料というわけではなく、各企業の事業内容をよく分析することが重要だと考えています
2018年9月18日(火)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん
ストローなどのプラスティックゴミが海洋汚染につながっていることを背景にスターバックスなどがプラスティックストローの利用を段階的に廃止することを発表しています。リサイクルされるプラスティックは全体の15%程度と言われており、大半がごみとして処理されているのが現実で、オーストラリアやアメリカのカリフォルニア州などは使い捨てのレジ袋を禁止する措置を取っています。
企業や自治体によるプラスティック製品の規制が進むことで、代わりの素材として紙や金属、ビンなどが再注目されています。例えば、プラスティックストローの代替品として紙で作られたストローの需要が最近、急増しているといわれ、製紙会社にとっては恩恵となる可能性があります。
基本的にストローなどは株式の非公開企業を中心に生産されていて、ダウ・ジュポンなど大手化学メーカーは電子機器や自動車部品などに活用される高機能プラスティックの成長に注力しており、付加価値の高い製品で収益を上げています。使い捨てプラスティックに対する規制は化学業界全体に悪材料というわけではなく、各企業の事業内容をよく分析することが重要だと考えています。
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