多くの企業で従業員の健康状態をウェアラブル端末などを活用して管理し、病気を予防する方向へシフトすると考えられていて、アップルもこうした需要を取り込もうとする戦略だとみています
2018年9月20日(木)Newsモーニングサテライト
東海東京証券アメリカ 手塚理恵さん
今回発表された新しいアップルウォッチでは心臓のモニタリング機能などが追加されました。アメリカ食品医薬品局からも認可を受けているということで、アップルが本格的にヘルスケア市場に参入したといえそうです。アップルは実はこうした製品だけではなく、従業員向けの医療クリニックも開設しています。
そこで働く医者はアップルの従業員で、ほかにもエクササイズやストレスマネジメントの専門家も雇っています。治療よりも予防に注力している点が特徴です。
アメリカで大きな社会問題となっている医療費の増加に対応するべく、アマゾン、バークシャー・ハザウェイ、JPモルガンがヘルスケアの合弁会社を立ち上げましたが、大手IT企業は既得権益が大きく、参入障壁の高い医療業界に予防という側面で参入しようとしています。今後、多くの企業で従業員の健康状態をウェアラブル端末などを活用して管理し、病気を予防する方向へシフトすると考えられていて、アップルもこうした需要を取り込もうとする戦略だとみています。
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