実際に相場が反発した12日の相場においてIT関連のセクターで最も上昇が目立ったのはソフトウェアで、市場からの高い信任を受けていることを物語っています
2018年10月16日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
2月の相場急落局面と今回の局面を比較すると、金利上昇を背景としたIT株主導での下落という点が大きく共通しています。そして、2月の底打ちからの反発局面において、もっとも上昇したのがITセクターだったことを踏まえると、今回の反発局面を主導するのもまたITだろうと考えています。
今回は貿易摩擦による実体経済と企業業績への悪影響が意識され始めているほか、ドルや原油価格の水準も大幅に上昇していて、2月とは大きく異なります。IT株はこれら外部の逆風を相対的に受けにくいとされますが、半導体株は貿易摩擦の影響を受けますし、インターネットサービス株には規制強化をめぐるネガティブなニュースが多いため、ITの中でも銘柄をさらに絞り込むことが必要です。
マイクロソフトやセールスフォースなどのソフトウェア株が有望だと考えます。セールスフォースの幹部がIT投資への意欲はこれまで見たこともないほどに旺盛だと述べるなど、事業環境が極めて良好だと想定されることがひとつ。さらに各社ともに既存顧客から定期的に料金を徴収する継続課金事業を柱とし、業績のブレが少ないと考えられるからです。実際に相場が反発した12日の相場においてIT関連のセクターで最も上昇が目立ったのはソフトウェアで、市場からの高い信任を受けていることを物語っています。
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