利上げサイクルの後半ではその先の景気減速を織り込むので、セクターの平準化が続く可能性が高く、これまでよりも広い目で銘柄選択することが有効と考えています
2018年10月30日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
ITセクターの一極集中に揺り戻しが起きています。市場全体の時価総額に占めるITセクターの比率は15年前の15%から年々上昇して、足もとは25%とまさにITの一極集中時代が続いてきました。ただ、極端な偏りはいずれ修正されます。夏以降、一部の資金が非ITセクターに向かい、平準化が進んでいます。
ダウ銘柄のディズニー、P&G、ファイザーの今年の騰落率を6月のFOMC前後で比較すると、前半はドル高や価格競争を理由に敬遠される傾向にありましたが、6月のFOMC以降はS&P500指数を上回っています。9月のFOMCで声明文から緩和的という文言が外されましたが、これに先立ち6月の政策金利のフォワードガイダンスを外した時点で、投資家は先取りしてIT以外の組み入れを増やしていることがわかります。
IT革命はまだまだ先が長く、投資魅力は十分ですが、選別がこれまでより厳しくなります。利上げサイクルの後半ではその先の景気減速を織り込むので、セクターの平準化が続く可能性が高く、これまでよりも広い目で銘柄選択することが有効と考えています。
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