今週、決算が相次ぐ資本財セクターや同じく関税の影響を受けやすい半導体セクターなど先行き見通しがますます注目され、利益率見通しの低下につながる材料があると大きく売られる可能性があり、注意が必要です
2018年10月23日(火)Newsモーニングサテライト
野村グループ 草田裕紀さん
決算発表銘柄を1株利益の予想と実績の差で3つのカテゴリーで分類します。予想を1.5%以上上振れたものをポジティブ、1.5%以上下振れたものをネガティブ、その中間を予想の範囲内と分類し、過去4半期ごとにパフォーマンスを比較してみました。それぞれの銘柄の決算発表から5日後のリターンの平均がS&P500指数と比べ、上回っているのか、下回っているのかを見ると、ポジティブサプライズになった企業はさほど上昇しない一方で、ネガティブサプライスになった企業はかなり激しく売られる傾向があることがわかります。
1株利益と売上高が予想をどれぐらい上振れたかを見ると、1株利益については今回の決算でも引き続き上振れが確認できる一方で、売上高が振るわない印象です。先週金曜日に資本財のハネウェル・インターナショナルが中国との貿易摩擦でコストが上昇する可能性を指摘し、中国での売上はすでに鈍化してきていると述べましたが、今後、関税の影響が売上だけではなく、利益率の低下につながるのではないかという懸念も浮上しています。
今週、決算が相次ぐ資本財セクターや同じく関税の影響を受けやすい半導体セクターなど先行き見通しがますます注目され、利益率見通しの低下につながる材料があると大きく売られる可能性があり、注意が必要です。
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