サウジは否定しているものの、OPECの解体観測などOPEC自体に対する不透明感もあり、今回の総会でこうした悪材料を払しょくできなければ、50ドル台を試す可能性もあるとみています
2018年11月16日(金)Newsモーニングサテライト
三井住友アセットマネジメントNY 曽根良太さん
10月末に200日平均線である67ドル前後を割れた後、弱気相場入りしたとの見方が強まり、弱い材料に対して過剰に反応する傾向がみられました。ただ、それを考慮しても下落ピッチが速すぎたとの見方が大半で、さすがにこの二日間は落ち着いているという印象です。
OPECが来年の石油需要見通しを引き下げていますが、これに関しては、来月6日のOPEC総会で減産幅を再び拡大するという決定に向けた布石であるとみています。つまり、来年需要が減るから生産を減らすのは当然だという主張するということです。
主要産油国は前回6月の総会後に一旦増産し、サウジはこの水準からの減産も示唆していますが、ロシアとの協調減産が条件です。しかし、ロシアは今の水準で据え置きのスタンスであり、ロシアが単独増産して、利益を得てしまうとの警戒感もあり、両者の足並みが揃うかどうかは不透明です。また、サウジは否定しているものの、OPECの解体観測などOPEC自体に対する不透明感もあり、今回の総会でこうした悪材料を払しょくできなければ、50ドル台を試す可能性もあるとみています。
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