上下両院で共和党が過半数を維持すれば、さらなる金融規制緩和の動きが進み、銀行株にとって追い風となる可能性もあります
2018年11月6日(火)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん
過去6カ月の銀行株の動きを見ると、トレーディング収入などが好調だった大手の都市銀行に比べ、地銀のパフォーマンスが冴えないことがわかります。しかし、地銀株も足元の金利上昇で反発の動きを見せているほか、別のプラス材料も出てきています。
先週、FRBは地銀を中心とする比較的資産規模が小さい金融機関に対する規制緩和の計画を明らかにし、これには緊急時に備えておく資産の条件の緩和や年1回のストレステストを2年に1回にすることなどが含まれます。中小規模の銀行にとっては負担が減り、追い風となることが期待されます。
今年5月、金融規制に関するドッド・フランク法の内容を緩和する修正法案がすでに成立していて、この採決では民主党議員の一部も賛成に回っていたことからねじれ議会となっても規制緩和の方向は変わらないと思います。また、上下両院で共和党が過半数を維持すれば、さらなる金融規制緩和の動きが進み、銀行株にとって追い風となる可能性もあります。
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