暫定予算で凌げるというのをマーケットは知っているので、また段々慣れていくのではないかと思います
2018年11月8日(木)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
今回の中間選挙はこれまでになく注目度が高かったんですね。それを象徴するVIX指数が昨日、投票当日にもかかわらず、20という高い水準で取引されていたんですよね。ということは、かなりの不透明要因だったということで、これが終わった以上、今後数週間で高値を回復していく展開になっていくんではないかと思っています。
ねじれることになりましたけれども、実はウォール街にはねじれは市場にやさしいという格言があります。マーケットというのは不透明要因を嫌がるので、政治的不透明要因がねじれていると出にくいというのがあります。特にトランプ氏のようなサプライズ型の大統領だと、サプライズが出にくくなるというのが好感されるのではないかと思います。
予算の期限切れに伴って、債務上限の引き上げ問題に伴う政府機関の閉鎖というのが久しぶりに蒸し返されてくると思います。最初に次ぎ、予想されるのは予算切れで、債務上限にかかるのは来年夏なんですけれども、おととしまでは定期的にあった問題なんですが、今回、久々ということで、来年夏までには反応するかもしれません。ただ、暫定予算で凌げるというのをマーケットは知っているので、また段々慣れていくのではないかと思います。
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