明日はパウエル議長の講演もありますが、FRBのスタンスが和らげば、小売りに限らず売られすぎた優良株に買い戻しが入ると考えています
2018年11月28日(水)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
今年の年末商戦は賃金上昇と大型減税、ガソリン価格低下と三拍子揃い、近年では最高レベルのクリスマスと予想されています。ところが、メーシーズやターゲットなど小売株の多くは決算で通期見通しを引き上げても急落、この理由は投資家の目がすでに減税効果が一巡する来年に向いているためです。
来年の減速懸念一色で行き過ぎの印象です。10月以降のセクター別パフォーマンスを見ると、小売りは最も下落率が大きいハードウェアに迫り、小売りに対する慎重な姿勢がうかがえます。これは市場では日増しに減速懸念が広がっているのに、FRBの来年の利上げ見通しが強いままであるためで、このギャップが大きすぎます。
景気が強いので12月の利上げはあると思いますが、来年は2回に修正されるとみています。これは前回の雇用統計で賃金が強く出たのは特殊要因で、インフレ圧力はそれほど強くないと思うからです。明日はパウエル議長の講演もありますが、FRBのスタンスが和らげば、小売りに限らず売られすぎた優良株に買い戻しが入ると考えています。
« 持っていなかった人にとっては割安がさらに割安で買えるチャンスとも言えるので、注目に値すると思います | トップページ | 2011年のロシアのマネーロンダリングについて銀行に対し資料の提供を繰り返し要求するなど、民主党でトランプ大統領の弾劾を行う勢力の中心人物の一人ともいわれ、今後、一層注目を集めるものと思われています »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
« 持っていなかった人にとっては割安がさらに割安で買えるチャンスとも言えるので、注目に値すると思います | トップページ | 2011年のロシアのマネーロンダリングについて銀行に対し資料の提供を繰り返し要求するなど、民主党でトランプ大統領の弾劾を行う勢力の中心人物の一人ともいわれ、今後、一層注目を集めるものと思われています »
コメント