IPOは額、件数ともにこの3年で伸びており、ウーバーのIPOをきっかけにユニコーンと呼ばれるエアビーアンドビーなど大型IPO予備軍にも投資家や従業員からの要望が強まることになりそうです
2018年12月13日(木)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
ウーバーが先週、証券取引委員会に非公表でIPOの申請を行った模様です。競合するリフトがウーバーに先行してIPOを申請していますが、従業員数や北米でのシェアなど規模ではウーバーが勝っています。一部の投資銀行はウーバーの上場時の時価総額を最大1200億ドル、およそ13兆5000億円としていて、2012年のフェイスブックを抜いて、2014年のアリババに次ぐ大型のIPOとなります。
7-9月期の売上高は38%増と大きく伸びていて、純損失も縮小してきています。少なくとも今後3年間は損失となる見込みではあるものの、フードデリバリーのウーバーイーツは前年同期から倍以上と急成長をみせているほか、自転車やバイクシェアリング、そして自動走行運転などの研究開発などを行っていて、今後の成長に市場は期待しています。
早ければ2019年3月にもIPOを行う可能性がありそうです。当初は19年下半期の計画であったものの、株式市場の雲行きが怪しくなってきたことから、上半期に前倒ししてきたようです。一方で、IPOは額、件数ともにこの3年で伸びており、ウーバーのIPOをきっかけにユニコーンと呼ばれるエアビーアンドビーなど大型IPO予備軍にも投資家や従業員からの要望が強まることになりそうです。
« SEC委員長は上場企業数の減少を懸念していて、上場のチャンスが増えることになるLTSE構想には追い風になるものと考えています | トップページ | 結果的には規制強化が大手の市場シェアを伸ばす良いきっかけとなります。そうしてみると、大手の規制というのはそれほど簡単ではないということがわかります »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: IPOは額、件数ともにこの3年で伸びており、ウーバーのIPOをきっかけにユニコーンと呼ばれるエアビーアンドビーなど大型IPO予備軍にも投資家や従業員からの要望が強まることになりそうです:
« SEC委員長は上場企業数の減少を懸念していて、上場のチャンスが増えることになるLTSE構想には追い風になるものと考えています | トップページ | 結果的には規制強化が大手の市場シェアを伸ばす良いきっかけとなります。そうしてみると、大手の規制というのはそれほど簡単ではないということがわかります »
コメント