今はVIX指数が30ですので、リスクは必ず歴史的統計によれば報われるということを示していると思います
2018年12月27日(木)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
まず、下落の前の話ですけれども、株式投資というものは長期で考えなくてはいけないものだということです。その理由は下がっている不利な状況で売らなくてよくするためのものなので、むしろこういう時に長期で考えて投資するという心の余裕が必要だと思います。
これはよくある間違いなんですけれども、過去の株価で取引出来ないのに、過去の株価を気にしてしまうという間違いなんですよね。取引できるのは今の株価と将来の株価なわけですから、将来の株価に比べて今の株価が安いか高いか、こういう冷静な判断が必要だと思います。
株式のリターンのほとんどというのはリスクを取った見返りからくるんでしょうね。そのリスクの程度は何で示されているかというと、VIX指数でわかります。1990年から投資したタイミングの1年後にどれだけリターンが生まれたかというとVIX指数の水準で、25から30では1年後では4.5%、30から35だと15%ちょっとのリターンが上がる。リスクが高いほどリターンが上がっているというのは3年になっても明らかです。今はVIX指数が30ですので、リスクは必ず歴史的統計によれば報われるということを示していると思います。
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