第4四半期決算や各企業が出す2019年の見通しなどが市場の予想と比べて悪くなければ、見直し買いなどが入り、トレンドが転換に向かうのでは考えています
2018年12月25日(火)Newsモーニングサテライト
野村グループ 田部井智春さん
単純に投資家の安心感が戻ることが大事だと思っています。先週のFOMCは期待されたほどのハト派色は示されず、市場にとって親切とは言えない内容でしたが、裏を返せば、それだけアメリカ経済は堅調だとも考えられます。
確かに来年以降、減税や歳出拡大効果が切れていくことには注意が必要です。しかし、GDPの約7割を占める個人消費が堅調な一方、貯蓄率は高く、家計債務が低い状態を維持しています。これらのデータを見る限り、消費者が債務に苦しんでいるとは思えません。また、設備投資や住宅指数は減速していますが、マイナスではないため、今年ほどではないにせよ、緩やかな経済成長が続くとみています。
直近は米中の対立激化や中国、ヨーロッパなどの景気減速懸念などマイナス面ばかりが目立っていますが、投資家の不安感が先行していると思います。S&P500の予想PERは2013年以来の14倍割れまで下げてきており、株価には割安感が出てきています。金利水準も頭打ちとなってきていることから、例えば、第4四半期決算や各企業が出す2019年の見通しなどが市場の予想と比べて悪くなければ、見直し買いなどが入り、トレンドが転換に向かうのでは考えています。
« ブラストワンピース、手を挙げた池添謙一です。強い3歳馬、この馬もまた強い3歳馬です。8番ブラストワンピース、先に抜けて、追い込んできたレイデオロを抑えています | トップページ | 今はVIX指数が30ですので、リスクは必ず歴史的統計によれば報われるということを示していると思います »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 第4四半期決算や各企業が出す2019年の見通しなどが市場の予想と比べて悪くなければ、見直し買いなどが入り、トレンドが転換に向かうのでは考えています:
« ブラストワンピース、手を挙げた池添謙一です。強い3歳馬、この馬もまた強い3歳馬です。8番ブラストワンピース、先に抜けて、追い込んできたレイデオロを抑えています | トップページ | 今はVIX指数が30ですので、リスクは必ず歴史的統計によれば報われるということを示していると思います »
コメント