今年、金利先高観が薄らいできているので、配当が高い銘柄が見直されていくという点では今年もダウの犬はうまくいくかもしれません
2019年1月10日(木)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
昔から有名な投資法の一つにダウの犬投資法というのがあります。犬というのはかわいいんですけれども、餌を食う、お金を食うという点では魅力がないものとされて、こちらではその例えとされているんですよね。株で言うと、配当の高い銘柄、これは株が売られているわけですから、相対的に配当が高くなるわけで、これをダウの犬というんですよね。具体的には前年末に配当が高いダウ採用銘柄のうち、10銘柄を選んで毎年その投資を継続していくという方法です。
歴史的にはかなりうまくいくんですよね。2000年以降、S&P500指数にずっと投資していると配当込みで2倍になっているんですけれども、ダウの犬だと2.6倍になるという統計が出ています。なぜうまくいくかというと、ダウに採用されるぐらいですから、いいビジネスなわけで、その中でも安く買えるというので、投資の鉄則だと思うんですよね。相場の格言で、人の行く裏に花の山というのがありますけれども、これに合致していると思います。
IBM、エクソンモービル、ベライゾン、シェブロン、ファイザー、コカ・コーラ、JPモルガン・チェース、P&G、シスコシステムズ、メルクで、前の年から代わっているのはGEが抜けてJPモルガン・チェースが入っただけなんですけれども、今年、金利先高観が薄らいできているので、配当が高い銘柄が見直されていくという点では今年もダウの犬はうまくいくかもしれません。
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