半導体セクター、特にメモリーの分野の株価は現在、魅力的な水準にあると考えています
2019年1月30日(水)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 兼松渉さん
決算シーズンを迎えて大きく下落したインテルやエヌビディア、大きく上昇したのがザイリンクスやラムリサーチとかなりボラタイルな動きがみられています。一言で半導体といっても、CPUからGPU、メモリーからLEDまで様々なものがありましが、このタイミングで注目されているのが記憶装置であるDRAMメモリーの関連銘柄です。
DRAMメモリーの業界はシクリカルで、循環があります。簡単に言えば、メモリー価格が上昇すると業績が改善する。その後、設備投資が増えると供給過剰になり、小売価格が下落。業績が悪化して、再び供給が不足するという流れなんですね。現在は在庫水準の適正化に向けてメモリー価格が下落し、メーカー各社の業績が悪化している段階にあります。
DRAM業界大手のマイクロン・テクノロジーや韓国のSKハイニックスなどのバリエーション、PBRを見るとボトム圏にあることがわかります。DRAM価格の下落はまだ続いていることから、先行き不透明感が残されていることは否定できませんが、年後半には需給の安定を背景に価格が回復する次の段階に入るとみています。その点、半導体セクター、特にメモリーの分野の株価は現在、魅力的な水準にあると考えています。
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