5Gの分野では中国が一歩リードする中、トランプ大統領も取り組みを強化するように求めており、しばらくFPGAを手掛ける半導体メーカーの堅調な業績が継続するものとみて注目しています
2019年2月28日(木)Newsモーニングサテライト
東海東京証券アメリカ 手塚理恵さん
関連する銘柄も多いのですが、一つ注目されているのが5Gの通信機器に使われる半導体です。通信の分野は頻繁に規格の変更が行われるため、その都度処理する内容の追加や変更する必要がありますが、これまで対応できる半導体はコストが高く、開発するのに時間もかかりました。そこでFPGAという半導体が注目されています。
FPGAとはプログラムの回路を現場で自由に書き換えられる半導体デバイスです。あらかじめ決められたプログラムに従って様々な処理をおこなうCPUと異なり、FPGAは回路そのものを変更できるため、処理する内容が変化しても半導体自体を新しくする必要はありません。5Gの通信機器でFPGAを使用すれば、規格の変更にも柔軟に対応できるというわけです。
代表的企業としてFPGAが主力製品のザイリンクスが挙げられます。また、インテルもFPGAメーカーを2015年に買収し、市場に参入しています。5Gの分野では中国が一歩リードする中、トランプ大統領も取り組みを強化するように求めており、しばらくFPGAを手掛ける半導体メーカーの堅調な業績が継続するものとみて注目しています。
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