肉大手のタイソン・フーズもビヨンド・ミートという企業に出資し、代用肉をアマゾン傘下のホールフーズやウォルマートなどで販売しています。食品業界のイノベーションとして今後も注目が高まりそうです
2019年2月6日(水)Newsモーニングサテライト
岡三証券NY 近下篤子さん
インポッシブル・フーズという企業が植物から作られた肉のような食べ物、代用肉を使ったインポッシブル・バーガー2.0を食品としては初めてCESに出展して注目を集めました。1万食以上が来場者に振る舞われ、ニューヨークポスト紙ではCESの中で最も感銘を受けた新商品として紹介されました。
カギとなる肉らしさを生み出す成分について去年夏に当局から承認を受けたほか、つなぎとする成分を新たに加え、これまで以上に味や歯ごたえが牛肉に近くなってきています。味も満足できる商品になっていくことで、ターゲット層がベジタリアン以外にも広がる可能性があり、グルテンやホルモン剤を含まない点は健康志向の広がりにもマッチしています。
代用肉の市場はグローバルで2025年までに年平均8%程度の成長が見込まれています。インポッシブル・フーズはインポッシブル・バーガー2.0を2月上旬から各地のレストランで提供を開始する見通しです。さらに食肉大手のタイソン・フーズもビヨンド・ミートという企業に出資し、代用肉をアマゾン傘下のホールフーズやウォルマートなどで販売しています。食品業界のイノベーションとして今後も注目が高まりそうです。
« 今回は事前に予想が下がっていた企業が決算発表後に思っていたほど悪くなかったという解釈から株価が上昇するパターンが多くみられており、今後の小売り決算で同様のパターンが続く可能性があるとみています | トップページ | 議会上院は共和党が過半数を占めている中で、仮に民主党がこのような法案を提出したとしても、実現の可能性は低いとみられています »
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