今回も同様に5Gの利用エリアが一定水準まで広がってからの導入を目指しているとみられ、遅れを取ったというよりは戦略的な判断と見るべきかもしれません
2019年2月26日(火)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん
モバイル・ワールド・コングレスですが、スペイン、バルセロナで開催されています。今年は特に次世代通信規格、5Gのスマートフォンが注目され、韓国のサムスン電子のほか、ファーウェイが5G対応の折りたたみ式新型スマホを発表しました。
端末だけではなく、5G回線を提供するインフラの面でもアジアが先行しています。業界団体、GSMAによると、2019年末までに設置される世界の5G回線のうち、およそ3分の2がアジア太平洋と予想されています。一方、アップルのiPhoneの5G対応は一部専門家によると、2020年、もしくは2021年になると予想されています。
アップルは2010年に4Gが導入された際にも競合から遅れて2012年に4G対応のiPhone5を打ち出した経緯があります。新しい通信規格の導入初期には利用できるエリアに限界があるため、1年ほど経過し、サービスが満足に利用できるレベルまでエリアが広がってから参入したと言われています。今回も同様に5Gの利用エリアが一定水準まで広がってからの導入を目指しているとみられ、遅れを取ったというよりは戦略的な判断と見るべきかもしれません。
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