オンライン企業による実店舗出店の動き
2019年3月29日(金)Newsモーニングサテライト
岡三証券NY 近下篤子さん
3月15日に再開発が進む地区、ハドソンヤードで大型の商業施設がオープンしましたが、その中に発見のフロアと呼ばれるスペースがあり、初めてのニューヨーク進出や初めてのコンセプトストアといった小売企業の新たな挑戦で溢れていました。中でも複数のオンライン専門ブランドが初めての実店舗を出店したことが話題になりました。
実店舗を持つことで認知度を高め、本業であるオンラインサイトへの訪問者を増やすことが狙いのようです。オンラインだけではリーチできなかった顧客層に対してもサイトの存在がアピールでき、一部調査ではサイトへの訪問者が40%近く増加するといった結果も出ています。
ショッピングモールを運営するメイスリッチはオンライン専門ブランドが実店舗を展開しやすいように出店に必要な手続きや時間を短縮し、内装を整えたスペースを2018年11月から提供しています。これまでより手軽に出店できることから、コンセプトストアなどに使われており、稼働率の改善が期待できます。オンライン企業による実店舗出店の動きはショッピングモール側にもメリットがあり、今後も広がりを見せると考えています。
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