ディズニーも他社のクラウドサービスを使用するのか
2019年4月11日(木)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 兼松渉さん
多くの市場関係者が待ちに待ったインターネット配信サービスのディズニー・プラスの詳細が明らかになることが期待されているんですね。シンデレラからスターウォーズまでコンテンツの制作を得意としてきたディズニーはこれらの配信も自ら行い、収益を伸ばしていきたい考えです。
まず一つは価格設定ですね。サービスの内容にもよりますが、月額およそ8ドル前後、ネットフリックスより割安な水準との見方が優勢となっています。また、これまではディズニーの作品の提供先であったネットフリックスやアマゾン・プライムなどに対し、今後も作品の提供を続けるのかといった点も注目されています。
前向きな動きではあるのですが、一方で、目先のコスト増もやや気になっています。動画配信を行うプラットフォームを作るうえで、データセンターなどのインフラが必要となりますが、ディズニーはアマゾンのAWSのように自前で大規模なクラウドを持っているわけではありません。こういったところにどの程度のコストがかかるのかといった点なんですね。また、ネットフリックスは結局、その膨大なデータの管理をアマゾンのAWSに委託する形をとっていますが、ディズニーもそういった他社のクラウドサービスを使用するのかといった点も焦点の一つと考えています。
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