アメリカ企業は目先の収益で動くというのは偏った見方
2019年4月9日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
最高値といった水準にとらわれず、優良企業への投資を長期姿勢で続けることが重要です。投資家が優良企業を選ぶうえで、資金の使い方を見ることが有効ですが、アメリカ企業と日本企業との先行投資を比較すると、2007年からの10年で、設備投資は日本が27%増、アメリカが70%増と成長への取り組みの違いが鮮明です。
研究開発費はより差が顕著で、日本が10年間で13%の増加にとどまっている一方、アメリカは87%伸ばしました。金額でも2007年当時は日米の差はそれほど大きくなかったのが、10年でアメリカは32.7兆円まで増大させています。これはアマゾンやアルファベットなどのIT大手の巨額投資が背景と考えられます。
積極的な先行投資が5年後、10年後に世界を変えるビジネスを生み出す可能性があります。アメリカ企業は目先の収益で動くというのは偏った見方で、常に将来への種まきを続けていることが、利益を生み出す力となっています。
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